胃がん
stomach cancer
胃がんは非常に多くの日本人の方に見られる疾患
日本人の男性、女性のがんによる死亡数に順位をつけたときに、胃がんはそれぞれ何位になるかご存知でしょうか。
男性で2位、女性で4位でした。(2017年の統計の統計)
胃がんは非常に多くの日本人の方に見られる疾患です。
胃がんは早期発見・早期治療が重要です。
早期に発見できれば、治癒する確率が高くなります。
また、胃がんのリスク因子であるピロリ菌の有無をチェックすることがとても重要です。
胃がんは早期発見・早期治療が重要
疑いがあれば、機を逸することなく内視鏡検査を受けていただくことがとても重要です。
定期フォロー検査も忘れずに行いましょう。
ピロリ菌検査・治療が保険適用に
また胃内視鏡検査を受けられた場合はピロリ菌検査が保険適用になります。
ピロリ菌に感染している場合は胃がんのリスク、胃潰瘍・十二指腸潰瘍のリスクが高まりますので、ピロリ菌の有無を調べておくことがとても重要です。
ピロリ菌がいれば除菌治療をお勧めします。(状況によってはお勧めしないケースもありますが、ごく少数です。)
このような方におすすめしたい
このようなことはありませんか?
・胸焼けがする
・胃がもたれる
・吐き気がある。嘔吐する。
・食欲がない・低下した
・おなかが痛い
・便が黒い
・血縁者に胃癌にかかられた方がいる方、
・慢性胃炎・萎縮性胃炎と過去に言われた、
・ピロリ菌がいるかも知れないと過去に言われた、
・貧血がある
・体重が急に減った。
メッセージ
これまで消化器内科医師として、過去に辛い経験をいくつもしてきました。
ご高齢の方だけではなく、30代・40代・50代とお若い方においても、胃がんに罹患し、全力で戦われた結果、残念ながらお亡くなりになられた方もおられました。
すべてつらい経験ですが、特に記憶に残っているのは30代前半の女性のスキルス胃がんでお亡くなりになられた方を担当させていただいたときのことです。
その方は妊娠中より腹部と腰部の痛みがあり、産後もその症状が続いておりました。つらい症状であったようですが、症状は妊娠や子育てによるものだと思うようにして、ご自身のお身体を構う暇もなく、育児に明け暮れていたのです。
あまりにつらい症状が続き、あるとき私の外来に来られました。すぐに精査したところ、スキルス胃がんであることが判明しましたが、すでに全身に転移をしている状態でした。
そのときお子さんは0歳10ヶ月ほどでした。
ちょうど私の娘がそのときにおなじくらいの月齢であったため、とてもいたたまれない気持ちになったことを覚えています。
なんとか抗がん剤治療にて驚くほどの腫瘍縮小を認めたものの、その後再増悪してお子さんが1歳と5ヶ月くらいのときにお亡くなりになられました。
抗がん剤が一時的に奏功したときに、「家族でアンパンマンミュージアムに行けたことがとても嬉しかった」と夫が涙ながらに話されていたことがとても印象的でした。
まさかこの年齢で…、
もう少し早ければ…、
と思うことは幾度も経験しています。
皆さんにお伝えしたいことは、「まさか」ということがありうるということです。そしてタイミングが早いか遅いかで 『その後』 がかわってくるということです。
もっと早く検査を受けておられれば、救えた命があったはず。
わたしは、このような経験から内視鏡への思いが人一倍強いのだと思います。
『胃がんや大腸がんで苦しむ人をひとりでも減らしたい』
皆様のお役に立てれば幸いです。
若い女性などに多く見られる、ピロリ菌感染によらない胃がん(スキルス胃がんなど)
もあります。食思不振や腹痛・腹部違和感・体重減少などが続けば検査をご検討下さい。
苦痛を抑えた胃内視鏡検査なら広崎医院へ
上述した症状でお困りの方はいらっしゃいませんか?
お困りの方はいつでもお気軽にご相談ください。
どんなに些細なことでも構いません。お力になれれば大変幸いです。
消化器病専門医かつ内視鏡専門医により診断し、治療まで行います。
「小松おなかとおしりのクリニック 広崎医院」の
胃カメラ検査
広崎医院では、苦痛の少ないやさしい内視鏡検査かつ確実で精密な内視鏡検査を心がけております。
つねにレベルの高い内視鏡検査を目指しておりますが、胃内視鏡検査の詳細は下記リンクよりご確認ください。
胃内視鏡検査(胃カメラ)の詳細はこちら
ご希望に応じて鎮静剤を使用し眠った状態で検査を受けていただくことが可能です。