内視鏡検査(胃カメラ・大腸カメラ)
『胃がんや大腸がんで苦しむ人を、ひとりでも減らしたい』
より苦痛の少ない内視鏡検査を目指して
より精度の高い内視鏡検査を目指して
より安全で確実な内視鏡治療を目指して
※広崎医院では、日本消化器内視鏡学会の専門医の資格を持つ医師による苦痛を抑えて楽に受けられる胃・大腸内視鏡検査を行なっております。
内視鏡専門クリニックとしての4つのポイント
point①
最新内視鏡システム
OLYMPUS EVIS EXERAⅢ
経鼻内視鏡初のハイビジョン画質を実現しました
より精度の高い、より安全で安心な内視鏡検査・治療を目指します。
動画
「動画提供:オリンパス株式会社提供」
point②
やさしい胃カメラ・やさしい大腸カメラ
眠った状態で楽に検査を受けていただけます
鼻からの胃カメラが可能です
point③
『水侵法』大腸内視鏡検査
苦痛を抑えたやさしい大腸カメラを心がけます
point④
日帰り大腸ポリープ切除術
適切な治療選択を行い、治療必要なポリープはその場で切除します
検査案内:詳細
NBI内視鏡システム(より精度の高い内視鏡検査を目指して)
NBI(Narrow Band Imaging=狭帯域光観察)・色素散布を用いた丁寧な観察を心がけます。
NBIとは
特殊な青と緑の光を用いて、粘膜表層の微小血管、粘膜微細模様の強調表示を実現します。
通常観察では見えにくかった癌などの微小病変の早期発見に繋がることが期待されています。
CO2送気(より苦痛の少ない内視鏡検査を目指して)
当院では空気より吸収の速やかな二酸化炭素ガス(CO2)を使用しております。
二酸化炭素ガス(CO2)は空気よりも約200倍、腸から血液へ吸収されやすく、息によりすぐに体外へ排出されます。
二酸化炭素ガス(CO2)を使用することで検査時あるいは検査後のお腹の張りがかなり軽減できるため、通常の空気を送り込む検査より楽に検査を受けることができます。
胃カメラでも大腸カメラでも、すべての内視鏡検査に使用しております。
三次元内視鏡ナビゲーションシステム(安全で負担の少ないスムーズな大腸内視鏡検査のために)
当院では大腸内視鏡検査の際に水侵法という挿入法を用いて盲腸(大腸の最深部)まで到達します。
多くはナビゲーションを必要とするものではありません。
しかし、おなかの術後や病気の影響で腸の癒着(炎症により、本来離れているべき組織同士ががくっついてしまうこと。)があったり、大腸の形状の問題などで挿入困難なケースもあります。そういった際に活躍するのがこの三次元内視鏡ナビゲーションシステムです。微弱な磁気を用いてカメラの先端の位置や形状などがリアルタイムに画面で確認できるため、スムーズでより安全な内視鏡挿入が可能となります。
同じナビゲーションの手段として汎用されているX線装置のようなX線被曝が無いのも大きなメリットになります。
安全で負担の少ないスムーズな大腸内視鏡検査につながります。
内視鏡洗浄機(安全で清潔な内視鏡検査のために)
当院では、日本消化器内視鏡学会で正式に承認されている自動洗浄機を導入し、ハイレベルな洗浄消毒を行なっております。
日本消化器内視鏡学会および日本消化器内視鏡技師会の内視鏡・洗浄ガイドラインに基づいた内視鏡の洗浄と高水準消毒を1検査ごとに行ない、内視鏡を常に清潔に保っています。
感染対策を徹底して行い、皆さまに安心して検査を受けていただけるよう日々努めております。
やさしい胃カメラ・やさしい大腸カメラ
眠った状態で受ける内視鏡検査
点滴をし、眠った状態で受けていただく検査です。鎮静剤を入れて意識レベルを落とすことで、苦痛を感じることなく検査が受けられます。圧倒的に楽に検査が受けれますが、デメリットもあります。
鎮静剤は呼吸を抑制したり、循環動態へ影響するため、ご高齢の方や重い呼吸器疾患や循環器疾患をお持ちの方への使用はしにくいですし、そうではない場合にも細心の注意が必要となります。高齢者では、上記に加え誤嚥や覚醒遅延、転倒などのリスクが高まります。
「心臓や肺に病気があったり高齢であると、鎮静剤を使用して眠った状態で受けることはできないのですか?」
というご質問を受けることがあります。
答えは 「正しく行えば検査可能です!」
当院では酸素投与や点滴などを行い、安全に検査が行えるような体制を整えています。血圧や心電図波形、呼吸状態を適宜確認し、細心の注意を払い検査を行います。検査後はゆっくりリカバリールームで休んでいただきます。
過去に内視鏡検査をしたことがあるけど、もう二度と受けたくない、検査は受けたことはないけど不安、恐怖心から検査を受けられない。そういった方は使用をご検討ください。
当院は、より苦痛の少ない、より精度の高い、より安全で確実な内視鏡治療を目指しています。
『みなさまの安全のため』のお願い
鎮静剤使用から1~2時間は安静が必要です。検査後リカバリールームで休んでいただきます。帰宅可能となったあとも眠気が残り、ふらついたりすることがあります。事故にならないよう十分注意されてご帰宅ください。判断能力も低下しておりますので検査当日は終日運転不可となります。重要な判断を必要とするお仕事などもお控えください。ご高齢の方は可能な限りご家族とご一緒にお帰り下さい。
点滴をし、眠った状態で受けていただく検査
鼻と口とどちらかでも可能
経鼻内視鏡初のハイビジョン画質を実現したOLYMPUS社製のH190N
「画像提供:オリンパス株式会社提供」
①「オエっ」となりにくい、鼻から受ける胃カメラ
鼻の麻酔をし、鼻腔から細い内視鏡スコープを入れて観察します。スコープが細いため、咽頭部を通過する際の苦痛はかなり軽減出来ます。またカメラが舌のつけ根を通らず、のどにも触れないので「オエっ」となりにくいのです。
デメリットとしては経口用スコープより画質がやや劣るところと、胃内容物の吸引力があまり無く、丁寧な観察をしようとするとやや時間がかかる、ということです。しかし、この春(2018)導入した新しい経鼻内視鏡スコープ(オリンパスの EVIS EXERA Ⅲ、2018年1月25日販売)は、経鼻内視鏡初のハイビジョン画質を実現したものであり、画質のクオリティが高く、今までの経鼻内視鏡とは違います。これまで患者様に経鼻内視鏡検査はあまり勧めてはいなかったのですが、今は自信を持ってお勧めする事ができます。
*鼻の病気があったり、鼻腔が狭い方にはおすすめしません。
<検査前の工夫>
● 確実な挿入ルートの確認
検査前にペンライトを使用して簡単な鼻腔の観察をし、左右どちらの鼻腔から挿入するのが適当かを判断します。
● 確実で丁寧な鼻腔麻酔
特殊な鼻腔麻酔用に開発されたシリコン製の柔らかいスティックを使用し、挿入ルートの鼻粘膜を確実に丁寧に麻酔します。
②口からの胃カメラ
咽頭麻酔をし、経鼻内視鏡スコープよりは太いスコープを経口的に挿入します。画質は経鼻より良いですが、以前の内視鏡と比べて差は小さいように思います。経鼻スコープとは違いスコープがたわみにくく、スコープの操作性がよいです。その分観察の精度や生検検査の精度(より正確な生検)が上がることはあると思います。胃内容物の吸引のスピードが速く、経鼻に比べ、検査スピードは若干上がるように思います。経鼻内視鏡よりは咽頭部通過時の苦痛はあるかと思いますが、のどを通過してしまえば力さえ入れなければそれほどの苦痛はありません。一般的には経鼻の方が楽と言えるでしょうが、「鼻から入れられる方が怖い、口からの方が楽」と人によって意見は様々です。実は私も『経口派』です。
*2018年春に上記のように記載しましたが、一年間新しい経鼻内視鏡を使用してみたところ、現在(2019年春)は基本的には経鼻内視鏡をおすすめしております。理由はやはりその画質のクオリティーの高さです。これまでの経鼻内視鏡に比べ、圧倒的に画質がよいです。そして何より苦痛が少ないということです。経口内視鏡は上述のメリットがあるため、鎮静剤を使用したときに使うことが多いです。
『水侵法』大腸内視鏡検査
『水侵法』による苦痛を抑えた大腸内視鏡検査
「水侵法」とはなんでしょうか。
従来大腸カメラを深部に挿入する際、空気を入れて腸の管腔(腸の内部の空間)を広げて確認しながらカメラの先端を進めていく方法が主流でした。しかしその方法では空気でお腹が張り、痛みを感じたりと苦痛が大きくなってしまいます。
また、送気をして腸を膨らませてしまうと、カメラを入れる際に腸が捻れたり伸びたりして強い痛みが生じると同時に挿入も難しくなってしまいます。
そこで私は以前より可能な限り送気せずに挿入を試みてきました。それでも少しは空気を入れる必要がありました。
そこで辿り着いた挿入法が空気を使わず水を使用する「水侵法」です。
送気する代わりに水を入れることで視野を確保します。
100ml~200ml程度の水を使用しますが、空気とは違いお腹は張りません。水を入れることで得られる浮力により内視鏡自体が軽くなることと内視鏡の滑りがよくなることで、少ない力で進めることが可能となります。
水が入ることで大腸の屈曲も弱まり、腸を伸ばさずに、たぐり寄せるように入れていくため、痛みが少なく、比較的楽に受けられる検査方法です。
盲腸(大腸の最深部)まで到達したあとに観察をしていき、ポリープがあれば切除しますが、「水侵法」では腸が真っ直ぐな状態で最深部に到達しているため、ポリープ切除の際にも治療の精度が上がります。
また、「水侵法」の話ではありませんが、
当院の内視鏡検査の特徴である二酸化炭素ガス(CO2)も大腸検査ではとても重要な役割を担います。
大腸カメラ挿入時には前述の通り当院では空気を入れませんが、盲腸(大腸の最深部)まで到達したあとの大腸の観察時には、空気を入れて腸を膨らませ全体を丁寧に観察していく必要があります。
しかし当院では腸を膨らませる際に、空気より吸収の速やかな二酸化炭素ガス(CO2)を使用しております。
二酸化炭素ガス(CO2)は空気よりも約200倍、腸から血液へ吸収されやすく、息によりすぐに体外へ排出されます。
二酸化炭素ガス(CO2)を使用することで検査時あるいは検査後のお腹の張りがかなり軽減できるため、通常の空気を送り込む検査より楽に検査を受けることができます。
胃カメラでも大腸カメラでも、すべての内視鏡検査に使用しております
これらの工夫により、鎮静剤を使用しなくても比較的楽に検査を受けられるケースは多いです。(鎮静剤を使用せず検査を受けられた場合は車を運転して帰宅することが可能です。)
また、鎮静剤を使用する際も少量の鎮静剤で済みます。
過去に検査して相当苦しい経験をされた方、不安の大きい方、恐怖心から検査を受けられない方、痛みは少しでも感じたくない方、婦人科系の手術後やその他の理由で強い癒着があると予想される方などは、少量の鎮静剤を使われた方が良いと思います。
日帰り大腸ポリープ切除対応
胃カメラ・大腸カメラ同日検査
お忙しい方のために、同日に胃カメラと大腸カメラを実施できるようにしました。詳細は外来時にご相談ください。
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