便秘
(CONSTIPATION)
便秘でお困りではないですか?
誰しも一度は便秘でお悩みになられたことがあると思います。便秘といっても症状や深刻さは様々です。
このような便秘症状でお悩みの方はいらっしゃいませんか?
・便秘が4日以上続いている
・便は毎日出ているが、細切れですっきりしない。
・便秘に伴っておなかが痛い。おなかが張っている。ガスが溜まる。
・便秘に伴い切れ痔を繰り返している。
・血便も認めるようになった。
・便秘に伴って体重が減ってきた。
・市販のお薬や食事療法など色々試してみたけれど、なかなかよくならない。
・医療機関で薬をもらっているが、下痢と便秘を繰り返している。
このような症状でお悩みの方は一度ご相談ください。軽い症状の便秘もあれば、何か他の病気が併発している場合もあります。
便秘になったときはただの便秘と思わず、身体のその他の変化にも注意しましょう。
便秘の原因・種類
便秘には大きく2種類あります。
機能性便秘
機能性便秘とはいわゆる一般的な便秘のことを指します。実は機能性便秘にも更に種類があり
・腸の運動機能が落ちてしまい、便を押し出す力が弱くなってしまっている(弛緩性便秘)
・ストレスなどが原因で腸の神経の動きが弱くなってしまい排便の力が弱い(痙攣性便秘)
・直腸や肛門付近に異常があり、排便が行われない(直腸性便秘)
上記3種類が挙げられます。これらの便秘は生活習慣や食生活の変化、あるいはストレスによる負荷などが大きく影響します。逆に言えば、生活環境を見直すことで改善の見込みがある便秘です。
器質性便秘
便秘症状の中でも最も注意をしないといけないのは、器質性便秘です。前述した通り、便秘は何かしらの別の病気の症状である可能性があります。このようなお腹の病気の一つの症状として表れる便秘のことを器質性便秘といいます。
器質性便秘の際に発症しているお腹の病気には様々なものが想定されます。よくある病気は腸の中で炎症が起こっている場合や閉塞(腸がふさがってしまっている)している場合などですが、最も気をつけないといけないことは大腸がんの可能性があることです。便秘は大腸がんの方の代表的な症状の一つです。便秘の際にはただの便秘と思わず、深刻な症状の場合はすぐに医療機関を受診しましょう
便秘の改善・予防
機能性便秘(腸の調子が悪くて起こる便秘)は生活改善を通して便秘の改善・予防が期待できます。大切なことは主に3つです。
食事改善
食事による改善方法は
❖コラムNo. 10 【 便秘を解消するには 】
に記載をしました。
運動改善
適度な運動を習慣化させることが重要です。実は食生活に問題があることよりも、運動不足の方が便秘の原因になりやすいのです。一番理想的なことは腸の動きに直結する腹筋を鍛えることですが、筋トレを生活習慣に取り組むことも難しいので、ウォーキングやジョギング、ヨガなどでも構いません。
薬物療法
市販薬などで便秘の改善を行うこともできなくはないです。一時的には改善はみられますが、好ましくないこととして「薬がないと便秘が改善しない」という依存体質になってしまうことがあります。依存体質になってくると同じ市販薬を服用していても徐々に利かなくなってきたり、便秘症状は原因が解決していないので更に悪化する可能性もあります。市販薬で一時的に便秘を改善するよりも大切なことは便秘の原因を改善することです。薬を服用して便秘を改善したい場合は必ず医療機関を受診して医師の判断を受けましょう。
便秘の治療・検査
器質性便秘(お腹の病気が原因で便秘の方)は検査を行い、そもそも便秘の原因となっているお腹の病気を治療する必要があります。精密検査としては大腸カメラ検査の実施を推奨致します。大腸カメラ検査を行うことで大腸がんの有無を確認することができ、器質性便秘の原因を特定することができます。具体的な病気が何かわかれば治療方針を立てることもできます。特に便秘症状に併せて血便、嘔吐、腹部膨満感、体重減少、腹痛などの症状が伴う場合は緊急性が高いです。
便秘と腸内フローラ
便秘は腸内の細菌環境、つまり腸内フローラが影響するとも考えられています。腸内フローラの調整、改善は国内でもまだ先進的な医療であり、便秘の治療方法として選択されることはまだ多くありません。しかし当院では便秘の根治方法として腸内フローラを先進的な医療として捉えて積極的に行っています。腸内フローラ改善にご興味のある方は下記リンクよりご確認ください。
https://www.clinic-sora.jp/mykinso