2021年12月13日投稿
禁煙外来で処方している「禁煙補助薬(チャンピックス、ニコチネルTTS)」が、全国的に品不足となっております。
これを受けて当面の間、当院では禁煙外来を一時中止させていただきます。
安定供給が見込まれるようになれば、再開させていただきますので、その際は告知いたします。
何卒ご理解いただきますようお願い申し上げます。
以下は2018年8月の投稿内容となります。
当院では以前より禁煙外来をしてきましたが、今年の8月1日から保険適応での禁煙外来を開始することとなりました。
医師およびスタッフが改めて禁煙の重要性を学び、施設基準(呼気一酸化炭素測定器を備えていることなど)を満たしたため、厚生労働省に届け出を出し、認められました。
禁煙は今からでも遅くはありません。
禁煙数日後には口臭や味覚が改善し、目覚めもよくなるようです。
一ヶ月継続で咳や痰、喘息などの呼吸器症状が緩和されます。
2〜4年で狭心症や心筋梗塞などのリスクが喫煙者と比べて低下します。
これをみて少しでも気になった方、
医師もしくはスタッフにお気軽にご相談ください。
<タバコに含まれる有害物質>
タバコには、約200種類以上の有害物質が含まれています。ニコチン、一酸化炭素、タールなどがその代表です。
一酸化炭素はニコチンと一緒に動脈硬化を促進させます。
喫煙は心筋梗塞や脳梗塞などの血管イベントを引き起こす原因となります。
また、一酸化炭素は酸素の運搬を妨害するため、持久力や作業効率を低下させます。
タバコの煙は、『発がん物質第1群』に分類されています。1群には、ヒ素やダイオキシン、カドミウム、アスベストがあります。これらと同類のものと考えるといかに危険であるかがわかります。
本人のみならず、周囲への影響(受動喫煙)も考えなくてはなりません。
<治療費>
当院では禁煙補助薬として、ニコチンを含むパッチよりはニコチンを含まない飲み薬を使用することの方が多いです。その場合、費用は65,550円かかりますが、3割負担の方で19,660円となります。さらに小松市、加賀市、能美市在住の方であれば、三ヶ月間継続できたことを証明できれば、自治体からの補助金がおりますので、実質1万円程度で治療が受けることが可能です。