新型コロナウイルスが欧米で猛威を振るっておりますが、東京や全国の様子をみていると
いよいよ対岸の火事ではなくなってきました。
東京ロックダウン実行の可能性も高まっています。
石川県はそう多くはないですが、ここ数日で感染の報告が増えております。
全国的にも感染源が特定できないケース散見されており、いよいよ市中感染のフェーズに入ってきた感じがあります。
関東地方や関西への往来の自粛の動きは進んでいるかと思いますが、それでも全く油断できません。
このシーズンは大学入学のために都会や全国から学生が移動してきますし、社会人でも移動があります。そうなると4月初旬から一気に感染者が増加する可能性があります。
相当に注意する必要があるでしょう。
当院でも以前から取り組んでいた対策に加え、最近始めた様々な対策があります。
以下の通りです。
<以前から取り組んでいたもの>
- ●患者様には必ず玄関で手指消毒をしてもらう
- ●受付や診察室前にも消毒用アルコールを常備
- ●発熱や咳・痰などの風邪症状のある方のための診察スペースを確保
- ●医師やスタッフは必ずマスクをする。
必要に応じて手袋・ガウン・フェイスシールドを使用。
●発熱や風邪症状の患者様診察後に必要な箇所を消毒。換気を行う。
<つい最近取り組みを始めたもの>
- ●事前連絡があった場合は、発熱や咳・痰などの風邪症状のある方のみ診療時間をずらすなど工夫して診療。
(他の患者様との接触を避けることが狙い)
- ●発熱や咳・痰などの風邪症状が来院された場合は、玄関口の案内にて車(車で来院された場合)で待機していただくよう誘導。車内にて問診をし、必要に応じて「帰国者相・接触者相談センター」へ連絡。当院で診察する判断をした場合には、なるべく短時間でレントゲン検査や血液検査など必要と考えられる検査を施行し、車内で待機していただく。車内で結果説明から会計まで行う。(状況によっては院内で行う場合もあります。ケースバイケースです。)
- ●次回再診は、直接来院していただく場合には診療時間終わりや時間外など時間帯を指定。
新型コロナウイルス感染の可能性が十分ある場合はまずは電話再診を行い、どうするかを判断する。
- ●内視鏡検査時のリスクについても言われ始めています。こちらに関しても情報を集めながら順次対策を行っております。
以上が当院での現時点での対策になりますが、いまできることが何かを考えて行っていることであり、改善の余地があればかえていきますし、想定していないことがおきることもあるので臨機応変に対応できる柔軟さをもって対応したいと考えております。
我々としてもはじめてのことであり、戸惑うことやご迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、どうかよろしくお願い申し上げます。
皆様もそれぞれ困難な局面に立たれているかと思います。
本当に本当に大変な事態ですが、お一人おひとりの心がけと、みなが力を合わせてなんとかこの難局を乗り越えていきたいものですよね。